山梨県富士川町:縁を紡ぐ日本酒「本菱」

酒の神様とみんなの縁がくれた120年ぶりの復活です。

ロンドン酒チャンレンジ2018 銀賞

インターナショナル・ワイン・チャレンジ2018 純米大吟醸部門 commended(大会推奨酒)

本菱とは

「本菱」は今からおよそ一二〇年前、
富士川舟運の晩年に消えた、
山梨県・富士川町(旧鰍沢町)の日本酒です。
資料が残っておらず、姿を消した理由はわかりません。
町に残っていた記録によれば、本菱という酒は、
当時の鰍沢地区でかなり飲まれていたようです。
また当時の富士川町(旧鰍沢町・旧増穂町)は、
山梨や長野の米などが集まる物流の拠点。
酒蔵もたくさんあったようです。
一二〇年たった今、富士川町の新たな地域資産として、
町内外の人たちが一体となって、本菱が復活します

まちいくふじかわ
プロジェクト

「まちいく」プロジェクトは、
「地元の資産を掘り起こして、街を元気にする」ことを
目的として立ち上がりました。
「まちいくふじかわプロジェクト」は
町内外からメンバーを募集し、
二〇一六年三月から一年間におよぶ
本菱復活プロジェクトが立ち上がりました。
この間、本菱のブランドとしての性格づくりをはじめ、
田植え、稲刈りなどを体験し、
富士川町に新しい地域資産を生み出す試みをしてきました。

Vision

人と地元の
未来を紡ぐ本菱

ダイヤモンド富士、桜の名所、神様、日本酒。
自然あふれる山と川の、よくある日本の風景。
本菱を飲んで、富士川町を感じられる酒にするとともに、
それを通して地元や縁を大切にする人を増やします。

Mission

目指せ、
日本の田舎代表の酒。

本菱には、富士川町らしいストーリーを
たっぷりと込めています。
富士川町のあらたな地域資産として生み出すブランドを、
「何のために復活させるのか」という
目的そのものをここで定めています。
私たちは、一見、なにもないように思える
富士川町の「強み」を徹底的に洗い出し、
それを乗せて本菱を復活させることで、
自分の地元や縁を大切にする人を増やすことを
目的に据えています。

富士川町について

山梨県唯一の桜の名所百選

富士川町の大法師公園は、
山梨県唯一の桜の名所百選に選ばれています。
約二〇〇〇本の桜が咲き乱れる姿は圧巻そのもの。
また桜まつり期間中は、ライトアップも行われ、
とても幻想的な桜を楽しむことができます。
晴れの日には富士山と桜の共演も見られます。
大法師公園には、
山王神社という小さな神社がありますが、
ここには全国の酒蔵が崇める
京都・松尾大社の主祭神
「大山咋神」(オオヤマクイノカミ)と、
あらゆる縁をむすぶ神
「玉依姫」(タマヨリビメ)が
ひっそりと祀られています。
「メンバーを募集しての日本酒の復活」という
プロジェクト自体との一致に気づいたのは、
プロジェクトが始まって半年後のことでした。

元日の初日の出が、
ダイヤモンド富士の町。

毎年年末年始の頃に、
富士川町高下地区では、
日の出が富士山頂上から輝く
「ダイヤモンド富士」の現象が起こります。
そのため、
全国各地から写真家が押しかける
有名スポットとなっています。
特に元日の初日の出には、
その姿をひと目見ようと、
たくさんの人たちが集まります。
ちなみに、
富士信仰の主祭神
「木之花咲耶姫」(コノハナサクヤヒメ)は、
桜に舞い降りると言われています。

酒蔵のはなし

富士川町に一軒だけ残る、
与謝野晶子が愛した萬屋醸造店。

今回、「本菱」を製造するのは、萬屋醸造店。
一七九〇年(寛政二年)創業。
「春鶯囀」(しゅんのうてん)が主力のブランドで、
「与謝野晶子が愛した酒」として山梨県内のみならず、
最近では海外にまでファン層を広げています。
ちなみに与謝野晶子は、萬屋醸造店を宿泊場所とし、
身延山詣に出かけており、敷地内には、
与謝野晶子が詠んだ歌も石碑として残されています。

山梨県産「玉栄」×
協会酵母1901号の
コラボレーション

本菱は、華やかな香り、ほのかにフルーティー、
キリッとした喉ごしの贅沢な仕上がりになっています。
この味の方向性は、
「まちいくふじかわ」プロジェクトのメンバーで決め、
萬屋醸造店の田中杜氏が指揮を取り実現しました。
原材料は、富士川町産「玉栄」。五〇%まで精米しました。
酵母は、華やかな香りを実現すべく、
最新の協会酵母1901号。
フレッシュさを残すため火入れ一回で冷蔵保存。
その後、瓶詰め前に一回火入れを行います。
冷やしてお召し上がり頂けると、
本来のおいしさを感じて頂けると思います。

本菱の飲める店

Official Instagram

@honbishi.jp
[主催]
まちいくふじかわプロジェクト(むすび株式会社・株式会社萬屋醸造店・ワンドリーズ株式会社)
[後援]
山梨日日新聞社・山梨放送・富士川町
[協力]
いち柳ホテル・株式会社ロット・株式会社エレクトロドリーム・株式会社パラドックス
[製造]
株式会社萬屋醸造店
[販売]
むすび株式会社
[企画]
まちいくふじかわプロジェクトメンバー一同

[本菱プランドロゴ&プックデザイン]
並木淳(株式会社デジタルデビジョン)
[本菱ラベルデザイン]
岡谷泰士(UWORK)
[本菱Webサイトデザイン・構築]
石黒俊樹
[カメラマン(スチール)]
櫻井充/大堀力(映像制作SUPPA)/深澤悦夫
[カメラマン(ムービー)]
梅原武
[プロモーションムーピー演出·撮影·綴集]
大堀力(映像制作SUPPA)